
- 口座振替の引き落とし日は偶数月26日固定、クレジットカード払いならカード会社の決済日に変更可能
- クレジットカード払いに変更すれば、給料日後の27日や月初2日などに調整できる
- 12か月前払いなら最大7.0%割引、年間で最大1,635円もお得になる
- 初回請求は申込月の翌偶数月、2か月払いは初回に2回分まとめて請求される場合あり
- 口座振替とクレジットカード払いは同じ割引率、継続振込は割引なし
- 支払方法の変更はインターネットで簡単、印鑑不要で5〜10分で完了
NHK受信料の引き落とし日について、「いつ引き落とされるのか」
この記事では、支払方法ごとの引き落とし日の詳細から、日付を変更する具体的な方法、
さらにお得な割引情報まで、2025年最新の情報を網羅的に解説します。
NHK受信料の引き落とし日と3つの支払方法
NHK受信料には3つの支払方法があり、それぞれ引き落とし日や請求のタイミングが異なります。
- 銀行口座振替(自動引き落とし)
- クレジットカード引き落とし(自動引き落とし)
- 送られてくる振込用紙で支払(コンビニ、郵便局など)
まずは基本となる支払方法を理解しましょう。
口座振替の引き落とし日は「偶数月の26日」

口座振替を選択している場合、引き落とし日は
偶数月(2月・4月・6月・8月・10月・12月)の26日に固定されています。
26日が金融機関の休業日の場合は、翌営業日に自動的に繰り越されます。
年間を通じた引き落としスケジュールは以下の通りです。
- 2月26日
- 4月26日
- 6月26日
- 8月26日
- 10月26日
- 12月26日
クレジットカード払いの引き落とし日はカード会社によって異なる

クレジットカード継続払を選択している場合、NHKから各カード会社への請求は偶数月に行われますが、
実際の引き落とし日は各クレジットカード会社の規定による決済日となります。
例えば、楽天カードなら27日、三菱UFJカードなら10日というように、
使用しているカードの支払日に合わせて引き落とされます。
具体的な引き落とし日は、お使いのクレジットカード会社にご確認ください。
継続振込(振込用紙)の支払期限は「翌奇数月の5日まで」

継続振込を選択している場合、偶数月の20日頃に振込用紙が自宅に郵送されます。
支払期限は翌奇数月の5日までとなっており、金融機関、郵便局、コンビニエンスストアで支払いが可能です。
例えば、2月20日頃に振込用紙が届いた場合、3月5日までに支払う必要があります。
【重要】26日以外の引き落とし日に変更する方法
「給料日の関係で26日だと残高が足りない」「クレジットカードの他の引き落としと重なって困る」といった悩みを持つ方は多いでしょう。
実は、支払方法を変更することで、実質的に引き落とし日を変更することが可能です。
方法1:クレジットカード払いに変更する
口座振替からクレジットカード継続払に変更することで、引き落とし日をカード会社の決済日に合わせることができます。
変更手続き
NHK受信料の窓口から、インターネットで簡単に手続きが可能です。
印鑑や書類の郵送は不要で、画面上で完結します。
例えば
- 楽天カード(27日払い)に変更すれば、毎偶数月27日の引き落としになる
- イオンカード(2日払い)に変更すれば、毎偶数月2日の引き落としになる
- 三井住友カード(26日または10日払い)なら、26日以外を選べば日付をずらせる
メリット
- カードのポイントが貯まる
- 割引も適用される(口座振替と同率)
- 引き落とし日を自分の給料日後に調整できる
方法2:継続振込(コンビニ・郵便局など)に変更する

継続振込に変更すると、振込用紙が届いてから翌月5日までの間に、
自分の好きなタイミングで支払うことができます。
メリット
- 支払日を完全に自分でコントロールできる
- 給料日直後や、口座残高が十分な時を選んで支払える
デメリット
- 自動引き落としと比べて割引がない(年間で約800円〜1,500円の差)
- 毎回コンビニや銀行に行く手間がかかる
- 振込用紙を紛失するリスクがある
継続振込は柔軟性がある一方で、割引が適用されないため、
長期的にはコストが高くなる点に注意が必要です。
支払コース別の詳しい引き落としスケジュール
NHK受信料には「2か月払」「6か月前払」「12か月前払」の3つの支払コースがあり、
それぞれ引き落としのタイミングが異なります。
2か月払コースの引き落としパターン
2か月払では、偶数月26日に2か月分が前払いで引き落とされます。
具体例
- 2月26日:2月分と3月分
- 4月26日:4月分と5月分
- 6月26日:6月分と7月分
年間で6回の引き落としがあり、支払いリズムが把握しやすいコースです。
6か月前払・12か月前払コースの引き落としパターン
前払いコースの場合、支払期間の開始月が偶数月か奇数月かによって引き落とし日が変わります。
支払期間が偶数月から始まる場合
支払期間の最初の月の26日に引き落とされます。
例:2月〜7月の6か月前払い → 2月26日に引き落とし
支払期間が奇数月から始まる場合
支払期間の前月の26日に引き落とされます。
例:1月〜6月の6か月前払い → 前月12月26日に引き落とし
この仕組みを理解しておくと、年末など大きな出費がある時期に備えて口座残高を準備できます。
初回請求のタイミングと注意点
新規でNHK受信料の契約をした場合、初回の引き落としがいつになるかは重要なポイントです。
インターネットで申し込んだ場合
インターネットから口座振替やクレジットカード払いの手続きをした場合、
初回の引き落としは申込月の翌偶数月となります。
具体例
- 1月に申し込み → 2月26日が初回引き落とし
- 3月に申し込み → 4月26日が初回引き落とし
- 5月に申し込み → 6月26日が初回引き落とし
ただし、2か月払を選択している場合、初回は1回目と2回目の分を合わせた金額が引き落とされることがあります。
申し込みのタイミングによっては、初回請求が翌々偶数月になる場合もあるため、
口座には余裕を持って残高を用意しておきましょう。
郵送で申し込んだ場合
郵送による申し込みの場合も、初回引き落としは翌偶数月となりますが、
NHKから申込用紙が郵送され、記入・押印して返送する必要があるため、
手続き完了までに日数がかかります。
また、初回の請求内容は事前に通知されないため、いつ・いくら引き落とされるのかが分かりにくい点に注意が必要です。
申込後は口座の残高を多めに確保しておくことをおすすめします。
お得な前払い割引を活用しよう
NHK受信料は、支払コースによって割引率が大きく異なります。
長期の前払いコースを選択すれば、年間で数千円もお得になります。
2025年最新の受信料金額と割引率
地上契約(地上波・配信のみ)
- 2か月払:2,200円(割引なし)
- 6か月前払:6,309円(4.4%割引、年間で約526円お得)
- 12か月前払:12,276円(7.0%割引、年間で約924円お得)
衛星契約(衛星放送+地上波・配信)
- 2か月払:3,900円(割引なし)
- 6か月前払:11,186円(4.4%割引、年間で約934円お得)
- 12か月前払:21,765円(7.0%割引、年間で約1,635円お得)
※料金には消費税が含まれています ※沖縄県は料金が異なります
口座振替とクレジットカード払いは同じ割引率
口座振替とクレジットカード継続払は、どちらも自動支払いのため同じ割引率が適用されます。
一方、継続振込(振込用紙での支払い)は割引が適用されず、2か月払の正規料金のみとなります。
年間コストの比較(地上契約の場合)
- 12か月前払(口座振替・カード払い):12,276円
- 2か月払×6回(継続振込):13,200円
- 差額:924円
少しでも受信料を節約したい方は、口座振替またはクレジットカード払いで、
前払いコースを選択するのが最もお得です。
引き落としができなかった場合の対処法
口座の残高不足などで引き落としができなかった場合、どうなるのでしょうか。
再引き落としは翌月または翌々月以降
口座振替で残高不足により引き落としができなかった場合、
再度の引き落としは翌月または翌々月以降となります。
NHKから督促状が届くこともあるため、引き落とし日の数日前には必ず口座残高を確認しておきましょう。
複数回の引き落とし失敗による影響
引き落としの失敗が複数回続くと、支払方法が自動的に継続振込に変更される可能性があります。
NHKの「継続振込」とは、NHKから送られてくる「払込用紙(振込用紙)」を使って、
金融機関・郵便局・コンビニなどで定期的に受信料を支払う方法です。
継続振込になると前述の通り割引が適用されなくなるため、経済的な損失につながります。
引き落とし日をカレンダーやスマートフォンのリマインダーに登録しておくなど、事前の対策を取りましょう。
契約者と異なる名義の口座でも支払い可能
NHK受信料は、契約者本人の口座でなくても支払うことができます。
例えば、子どもが契約者でも親の口座から引き落とすことが可能です。
ただし、契約者と支払者の間で十分に確認を取ってから申し込むことが重要です。
勝手に他人の口座を指定するとトラブルの原因になりますので、必ず事前に了承を得ましょう。
口座変更時の重複請求について
「口座を変更したら、新旧両方の口座から引き落とされないか心配」という声をよく聞きますが、心配は不要です。
口座振替の変更手続きが完了すると、新しい口座への切り替え後は旧口座への請求は一切行われません。
手続きが完了するまでの期間は旧口座から引き落とされますが、重複して請求されることはありません。
ただし、手続き完了には一定の時間がかかるため、その間は旧口座に残高を残しておく必要があります。
利用可能な金融機関一覧

口座振替に対応している主な金融機関は以下の通りです。
ほぼすべての主要な金融機関で口座振替が利用できます。
主要銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- ゆうちょ銀行
ネット銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
- 楽天銀行
- あおぞら銀行
- auじぶん銀行
- セブン銀行
- UI銀行
その他の金融機関
- 地方銀行(全国各地の地方銀行に対応)
- 信用金庫
- 労働金庫
- 信用組合
ご自身が利用している金融機関が対応しているか不明な場合は、
NHK受信料の窓口で確認できます。
支払方法の変更手続きは簡単
現在の支払方法を変更したい場合、インターネットから簡単に手続きができます。
インターネット手続きのメリット

- 印鑑や書類の記入が不要:画面上で全て完結
- 郵送よりも早い:申込用紙の取り寄せや返送の時間が不要
- 24時間いつでも手続き可能:営業時間を気にする必要がない
郵送による手続きも可能ですが、申込用紙の取り寄せから返送まで2週間前後かかることがあるため、
急ぎの場合や手間を省きたい場合はインターネット手続きがおすすめです。
手続きの流れ
- NHK受信料の窓口にアクセス
- 支払方法の変更を選択
- お客様番号などの契約情報を入力
- 新しい支払方法(口座情報またはカード情報)を登録
- 確認して完了
所要時間は5〜10分程度です。
よくある質問と回答
Q1. 引き落とし日が休日の場合はどうなる?
A. 26日が金融機関の休業日(土日祝日)の場合、翌営業日に自動的に繰り越されます。
例えば、26日が土曜日なら28日(月曜日)に引き落とされます。
Q2. 引き落とし日の何日前までに口座に入金すればいい?
A. 金融機関によって処理のタイミングが異なりますが、少なくとも引き落とし日の前日までには入金しておくことをおすすめします。
余裕を持って数日前に準備しておくとより安心です。
Q3. クレジットカード払いの明細にはどう表示される?
A. カードの利用明細には「NHK受信料」または「NHK」と記載されます。
カード会社によって表記が多少異なる場合があります。
Q4. 前払いコースから2か月払いに変更できる?
A. 可能です。支払コースの変更はNHK受信料の窓口から手続きできます。
ただし、変更のタイミングによっては、次の支払期間から適用となる場合があります。
Q5. 引き落としの通知は届く?
A. 口座振替の場合、引き落としの事前通知は原則として届きません。
ただし、初回請求や料金変更がある場合は通知が送られることがあります。
クレジットカード払いの場合は、カード会社の利用明細で確認できます。
まとめ:自分に合った支払方法で計画的に
NHK受信料の引き落とし日について、重要なポイントをまとめます。
引き落とし日の基本
- 口座振替:偶数月の26日(休業日の場合は翌営業日)
- クレジットカード払い:各カード会社の決済日
- 継続振込:自分で選べる(翌奇数月5日までに支払い)
26日以外にする方法
- クレジットカード払いに変更して、カード会社の決済日に合わせる
- 継続振込に変更して、自分の好きなタイミングで支払う
お得に支払うコツ
- 前払いコース(6か月または12か月)を選択して割引を受ける
- 口座振替またはクレジットカード払いにして自動支払いのメリットを活用
- 12か月前払いなら年間で最大1,635円(衛星契約)の節約が可能
忘れずに対策
- 引き落とし日の数日前には口座残高を確認
- カレンダーやスマホのリマインダーに登録
- 残高不足による引き落とし失敗を避ける
自分の給料日や家計の状況に合わせて最適な支払方法を選び、
計画的にNHK受信料を支払っていきましょう。
支払方法の変更はNHK受信料の窓口から簡単に手続きできますので、
現在の支払方法に不便を感じている方は、ぜひ見直しを検討してみてください。
記事全体の要点まとめ
- 口座振替は偶数月26日が引き落とし日、休業日は翌営業日に繰り越し
- クレジットカード払いは各カード会社の決済日が引き落とし日となる
- 26日以外にする方法:①クレジットカード払いに変更、②継続振込に変更
- 楽天カードなら27日、イオンカードなら2日など、カードで引き落とし日を選べる
- 支払コースは2か月払、6か月前払、12か月前払の3種類から選択可能
- 割引率:6か月前払4.4%OFF、12か月前払7.0%OFF(年間最大1,635円お得)
- 初回請求は申込月の翌偶数月、2か月払いは初回に2回分請求される場合あり
- 残高不足で引き落とし失敗が続くと継続振込に変更され、割引が適用されなくなる
- 契約者と異なる名義の口座(家族の口座)でも支払い可能
- 口座変更時の重複請求はなし、新口座への切り替え完了後は旧口座への請求なし
- 支払方法の変更はインターネットで簡単、印鑑・書類不要で画面上で完結
- 継続振込は割引なし、偶数月20日頃に振込用紙が届き翌奇数月5日までに支払い
